腸もみをしたら下痢になった!?その原因を考えます

腸もみは下痢の人が受けてもいいの?

腸もみはお通じの改善が期待できるケア法ですが、イメージとして便秘によさそうな氣がしませんか?腸もみをして、腸の調子がよくなるのは嬉しいけれど、お腹がゆるくなったり下してしまったりはないのでしょうか。もしくはお腹が弱い人、いわゆる下しがちな人が腸もみをしたら、どうなるのでしょう。さらに下してしまい、トイレから出られない…なんてことになったら困りものです。 腸もみは便秘がちな人のためだけにあるわけではありません。腸もみはそもそも腸本来の動きに近づけるのが目的です。腸本来の動きが戻ると、自律神経のバランスは自ずと整ってきます。便秘や下痢は、この自律神経のバランスの乱れで起きていることが多いのです。体質や食べ物の影響で、なかなか出づらい便秘タイプ、すぐに下しがちな下痢タイプ、さらには両者混合タイプが現れたりします。腸の不調を感じている人は、まずはリラックス目的で氣軽に腸もみの施術を受けてみてはいかがでしょう。


腸もみで下痢する「納得の理由」

とはいえ、「腸もみ後にお腹を下してしまった」という経験をされた方もいらっしゃると思います。その理由として「納得できる理由」と「ざんねんな理由」の2つが考えられます。 ・納得できる理由 心地よい腸もみを受け、腸が刺激されたことで、腸内に溜まっていた便や老廃物が一度に大量に排出されたケースです。東洋医学などでは好転反応と呼ばれるもので、近年は「デトックス」とも言われます。このときの下痢は一時的なものがほとんどなので、当日から2~3日間は消化のよい食べ物を摂ったり、温かいハーブティや白湯を多めに飲んだり、お風呂の湯船にゆっくり浸かったり、いつもより早めに睡眠を取るなどといった休養を心がけて過ごしてみましょう。数日経っても下痢が続くなどの場合は、ほかの原因が考えられます。自己診断せず、早めに医療機関を受診するなどしてみてください。

腸もみで下痢する「ざんねんな理由」

続いて、腸もみで下痢をしたときの「残念な理由」についてです。 ・残念な理由 心地よくない腸もみ、痛いだけの腸もみを受けたときも下痢をすることがあります。腸もみの力加減が強すぎたり痛すぎたりして、恐怖心からお腹を下すケースがこれに該当します。前述の好転反応や食中毒といった限られた状況以外で下痢をした場合、適切な腸もみだった可能性は低いとみていいでしょう。一回の施術だけならまだしも、施術後に毎回お腹を下すなどの場合は、腸もみの圧加減が合っていない可能性があります。また、腸もみに対する不安感がつよいと、精神的ストレスで下痢をすることがあります。「腸もみは怖い」「施術する人が苦手」などの想いが心理面に作用するのです。恐怖や苦手意識は自律神経のうちの交感神経に作用し、腸が過度の緊張を強いられ下痢を引き起こしてしまいます。 腸はわたくしたちの想像以上に繊細です。腸もみの心地よさや施術者への信頼感が腸もみの結果を左右する可能性があることを理解しておきましょう。

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