食物繊維の種類は腸内細菌が決める時代。
食物繊維の考え方が、ここに来て変わりつつあるようです。
画像の書籍には腸内細菌について、最新の情報が書かれています。
(わたくしの著書も読んでほしいですが、それは置いておいて…。)
中でも腸内細菌による“発酵”の内容に興味をそそられました。
腸内細菌による発酵、、、どういうこっちゃ(・・? です。
そもそも発酵とは微生物がエサとなる物質を利用して代謝物をこしらえること。
そのため、腸内細菌が利用できる食物繊維を「発酵性食物繊維」と呼ぶのだそう。
わたくしの理解ですと(というか、これまでは)、食物繊維は水に溶けるもの(水溶性)とそうじゃないもの(不溶性)に分かれておりました。
これが定説でした。
しかし最近は、腸内細菌が利用できるか否かで食物繊維を捉える動きになっているようです。
食物繊維は腸内細菌が発酵できるか否か。
水溶性は腸内細菌のエサになる(発酵する)ので発酵性食物繊維。
そして、これまで不溶性と定義されていた食物繊維の中で、米ぬかやら小麦の外皮、ライ麦、豆類などに含まれる「アラビノキシラン」が不溶性※に分類されるのですが、腸内細菌によって発酵します。
※アラビノキシランは、水溶性に分類されたり不溶性に属したりと、なんだかはっきりしない立ち位置っぽい情報もございます
最近の食物繊維事情は、水に溶けようが溶けまいがどっちでもよくて、むしろ腸内細菌が活用できる食物繊維(発酵性食物繊維)と活用できない食物繊維(非発酵性食物繊維)で分けましょうや、の方向に向かっています。
欧米では発酵性の食物繊維のことをMACと呼んでいます。
(microbiota-accesisble carbohydratesの略ですって。英語が苦手だもんで、スペル間違ってたらスンマセン)
ファストフードのマックは腸活的にはおすすめしづらいですが、こちらのMACは積極的に摂りたいところです。
腸内細菌のため多様性に富んだ食事を。
MACの中でも主食で穀物由来の発酵性食物繊維を摂るのが大事だという話が出ています。
洋風の穀物なら、オートミールやシリアル。お米なら玄米。
(白米だと米ぬかの部分が取られてしまってるので玄米がいいです。何度も何度もよく噛んで召し上がってください)
腸内細菌の研究はどんどん進んでいます。
10年ひと昔どころか5年でも昔話になる可能性が…。
研究者でもないわたくしにはついていけましぇーん💧となることも多いのですが、わかっていることは腸内細菌は多様性が大事だということ。
あまり難しく考えすぎず「○○だけのような食べ方をせず、バランスよく食べましょ!主食は発酵性食物繊維を含むものをなるべく入れてみてね♪非発酵性の食物繊維も大事だからそっちも忘れずにね(^_-)-☆」が最終的な落としどころになります。
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