連日の薬(抗生物質)で腸がイマイチに。
身体に粉瘤(≒アテローム)ができてしまい、抗生物質を処方された常連のお客さま。
聞けば、3週間ちかく抗生物質を飲んでいるとのこと(!)
ヒャア~(ノД`)・゜・ です
炎症や感染症を抑えるのが優先なのは理解できるものの、そんなに長期間抗生物質って飲んでいいものかしら…と素人的には思ってしまひます。
(せめてビオフェルミ○錠剤とか出してればいいのですが、それもなかったようです)
様子を伺いましたら(案の定)、
「お腹の調子が薬を飲む前よりイマイチになった」と。
(このお客さまの場合、ゆるくなる傾向でした)
薬を飲んで(?)腸が硬くなっていた!
抗生物質を飲むと、腸内細菌叢のバランスが大きく崩れてしまう可能性がございます。
細菌性の感染を抑えるために処方された結果ではあるのですが、腸もみをする身としては放っておけません。
お腹をもませてもらったら、
かったー(硬~!)
いつもここまで硬くないのでびっくりです。
腸内細菌叢のバランスが崩れるだけでなく、バランスが崩れることによって腸そのものや免疫機能にもなにかしらのマイナス影響があったように感じ取れました。
(腸内の体温も若干下がってしまっていた可能性も否定できません)
抗生物質に限らず、薬全般は腸内細菌叢のバランスを著しく崩してしまうようです。
↑
これは個人的な見解によるものではなく、腸内細菌叢に影響を与える外的・内的要因を網羅的に調査したところ、薬剤投与が食事、生活習慣、疾患よりも腸内細菌叢に与える影響が強いことが研究でわかっています。
しかも。
薬剤が及ぼす影響は、食習慣、生活習慣、運動より3倍以上も強いそうです。
薬の影響が強い順は、消化器疾患治療薬、糖尿病薬、抗生物質、抗血栓薬、循環器疾患薬、脳神経疾患薬、抗がん剤、筋骨格系疾患薬、泌尿器・生殖器疾患薬の順。
薬剤が腸に与える影響は大きい。
抗生物質より消化器疾患治療薬や糖尿病薬のが影響が強いとは驚きです…。
(もしかすると服薬期間の問題もあるかもしれません)
個々の薬剤や多剤併用による腸内細菌叢の変化は、薬剤の使用中断や投与数の減少により元の状態にまで戻すことができると記載されていたので、その点は安心材料?と書きたいところですが、腸内細菌叢が元の状態には戻らないという研究データもあったりします…。
どっちが研究結果が正しいのかというより、そもそも個人差、個体差があるのかもしれません(どっちもアリな可能性です)
少しでも腸内環境を整える方法としては食事からの菌活でしょう(それと腸もみもね!)。
多様性を出すべく、さまざまな発酵食品を食べたり、腸内細菌たちが好む食事(食餌?)を与えたり(水溶性の食物繊維など)。
なんにせよ、必要な方は致し方なしとして、やたらめったら薬は飲まない方がいいってことで。
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