腸もみと腸マッサージは同じ?
腸もみと腸マッサージは同じ?別物? 意外と知られていない「腸もみ」と「腸マッサージ」の違いについて、まずはお話します。腸もみと腸マッサージは、同じなのか違うのか。その答えは「ほぼ同じ」です。 腸もみと腸マッサージの明確な定義はありません。腸もみは自分で腸をもむことと、自分以外の人からもんでもらうことの2つの意味が含まれることが多く、腸マッサージは他人ではなく自分でもむ意味合いが強いものの、はっきりとした区切りはありません。 もう1つ「腸セラピー」という言葉があります。腸セラピーは他人から腸もみの施術を受ける時に使われます。大雑把な括りですが、腸マッサージは自分で行ない、腸セラピーは他人にしてもらい、腸もみはその両者を含むという理解が落としどころでしょうか。 腸もみのやり方については、以前の記事で書いておりますのでそちらを参考にしていただき、ここでは別の視点から、失敗しない腸マッサージのやり方をお伝えします。
誰でも簡単♪失敗知らずの腸マッサージ
失敗しない腸マッサージのやり方があるなら、誰もがその方法を知りたいと思うのではないでしょうか。すぐできて、失敗しない腸マッサージのやり方は2つあります。1つは呼吸を用いて、もう1つは「の」の字マッサージです。 呼吸による腸マッサージは、吐く息と吸う息の長さのバランスがポイントで、吐く息2に対して、吸う息1の長さで行ないます。例えば5秒で息を吐いた場合、2~3秒かけて息を吸います。8秒かけて吐いたら4秒で吸う、10秒なら5秒といった具合です。きっかり秒数を数える必要はありませんが、吸う息の倍ほどの時間をかけて吐くことを意識しましょう。この時、息はなるべく吐ききるようにします。上手に息が吐ききれると、お腹は薄くなります。この時腸はほどよく動かされ、マッサージ効果が期待できるのです。
真野式「の」の字マッサージのやり方
続いて「の」の字マッサージのやり方です。お腹の調子がよくないとき、自然と時計回りにお腹をさすった経験がある方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。誰かからわざわざ教わらなくても、わたくしたちは「の」の字にお腹をなでさする方法を経験上(もしくは遺伝子レヴェルで)知っています。 ここでは真野式「の」の字マッサージのやり方をお伝えします。真野式「の」の字マッサージは、自然な呼吸で、ゆっくり・やさしくなでさすりながら、触る場所を少しずつ変えてゆきます。 やり方は、まずおへそを覆い隠すよう片手(または両手)を乗せます。お腹の中心から少しずつ外側に向かって、円を大きくしながらなでさすります。5~6周かけてお腹の外側までさすったら、今度は5~6周なでさすりながら少しずつ円を小さくし、最初の場所(おへそ)に手を戻してゆきます。内→外に向かって5~6周、外→内に向かって5~6周で1セット。2~3セットを目安に行ないます。腸はなでるだけでもぜん動運動が起きます。「の」の字マッサージと呼吸マッサージは簡単にすぐできる失敗しない腸マッサージ。日常的に取り入れてみてはいかがでしょう。
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