「わたしの腸、ねじれてますか?」
ふと、思い出したことがございます。
以前お見えになったお客さまに、養腸セラピーを施術をしたとき、
「わたしの腸、ねじれてますか?」
と訊かれたのです。
ねじれ腸ゥ???(←わたくしの心の声)
わたくしも腸もみに携わる者のはしくれ。
腸はねじれているものでは?
ねじれ腸の名前・存在は登場した頃から存じ上げております。
が、個人的にねじれ腸そのものに懐疑的な人間なのです。
腸は一言で括れず、小腸と大腸がございます。
小腸はめっちゃ長く(短い状態で3.5~4m、伸ばすと6~7m)、大腸もけっこう長い(1.5~1.6m)。
配置的には、小腸を取り囲むように大腸は存在しています。
この時点で大方の腸はねじねじしていると思われるのです。
イラストなどで出てくる腸はあくまでもイメージであって、実際はイラストのような美しい配置の方はほぼいないと聞きます(聞いただけで確認してませんけど)
動きやすい腸にするのが大事!
ちょっと調べると、「日本人の8割はねじれ腸」なんて記載がわんさか出てきます。
これが事実であるなら、ねじれているのが一般的で、ねじれていないのがレアなのでは?という氣さえいたします。
ねじれ腸と診断された方は、おそらく腸トラブルがあるから診察され、腸のレントゲン撮影をされているのだと思います。
そうであるなら、撮影したときねじれている確率も高くなりましょう。
そもそもスペースが大してないところ(腹腔)に、6m以上(小腸・大腸合わせると8~9mほど)の長さの管が詰まってるんです。
たわんでねじねじ状態でも不思議ではありません。
「ねじれ腸」という言葉が席巻したときから(、正しくは席巻する前から)「腸って形状的にねじれてるでしょ…」の想いなのです。
そのため「ねじれてますか」と訊かれても、「ほとんどの方は、もともとねじれてるもんやでー?」ってな話で。
なにより、腸もみをしていて腸がねじれているかどうかまで、わたくしの技量ではわかりません!
わかることは、腸もみをして腸がやわらかくなれば、腸が動きやすくなったってことです。
腸がねじれていようがいまいが、動きやすい腸にするのが大事ではないでしょうか?
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