腸マッサージでお腹に溜まったガスを出そう

腸にガスが溜まると苦しい!

お腹にガスが充満しているのに、おならがなかなか出なくて苦しい想いをしたことのある方は、かなりいらっしゃいます。ガスでいっぱいのお腹は苦しいだけでなく、膨満感や吐き氣をもよおしたり、脂汗が出てきたりすることも。さらには、ウエスト周りのくびれも消失、ドラ〇もんのような愛くるしいずんどう体型になってゆきます。苦しいだけの腸内のガスを放っておくメリットは1つもありません。 腸内ガスの原因はいろいろあります。早食い、炭酸飲料や甘いもの摂りすぎ、動物性食品が多い、運動不足、長時間同じ姿勢でいる、冷え、便秘などです。これらが1つ以上当てはまる方は、腸内のガスが溜まりやすい傾向にあります。生活習慣を見直したり、腸マッサージを取り入れたりして、ガスが溜まりにくい腸づくりをしましょう。


腸のガスをすっきりさせる方法

ガスが溜まりやすい生活習慣が1つ以上あった方は、それらの解消を行なうようにします。早食いの方はゆっくり噛んで食べるように、炭酸飲料や甘いものが好きな方、動物性食品を多く召し上がる方はそれらの飲食の回数をこれまでより控えてみましょう。 運動不足や座っている時間が長い方、冷えがちな方はお風呂で湯船に浸かる時間や回数を増やしてみるのがおススメです。 なにより、ガス腹で苦しむ方に取り入れてほしいのは腸マッサージです。ガスは腸の動きがにぶくなって腸内に溜まっていることが多いため、腸そのものを心地よく動かしてガスを出してゆきましょう。 腸マッサージの前準備として、自分の手が冷えている方はこすり合わせるなどして温めてから行ないます。なかなか手が温まらない方は、シャンプーをするときの要領で指先を頭皮にくっつけてみてください。頭部の熱で指先が温まりやすくなります。

ガス抜きの腸マッサージのやり方

ここからはガス抜きの腸マッサージのやり方をお教えします。 1)うつ伏せになり、顔は左右のうち向きやすい方に向けます。この状態で深呼吸を3~5回ほど繰り返します。 2)うつ伏せからあお向けになり、ひざを立てます。 3)利き手を下にして、両手の人差し指、中指、薬指の第一関節を重ね合わせます。 4)3)の手の指が重なり合った場所で、右骨盤の内側、右肋骨の内側、おへそとみぞおちの間、左肋骨の下、左骨盤の内側の5カ所を吐く息のタイミングで順番に押しましょう。 (息を吸いながら次の場所に移動します) 4)の5カ所プッシュは、指先を立てず、手のひらは寝かしつけたまま呼吸のリズムで押すのがポイントです。痛みが出たら押しすぎの合図。加減をゆるめて心地いい~どんなにつよくても痛氣持ちいい範囲で行ないます。 自分の呼吸のペースで5~10周行ないます。食後1時間を外せばいつでも何度でも行なって大丈夫です。 ※妊娠中や腹部周囲の術後すぐの方、お腹を押すことに抵抗感・不安感がある方は控えてください 腸マッサージは簡単にできるので、生活習慣の一部となるよう取り入れてみてはいかがでしょう。それでもなかなか改善しない…という方は、腸もみ専門のサロンなどで施術を受ける方法もあります。一緒に原因を考えてくれたり、改善に向けたアドヴァイスをしてくれますよ。

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